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鳴海研究室

研究分野・キーワード:有機・高分子化合物の合成、糖質コンジュゲート、光線力学療法・光線力学診断(PDT・PDD)、環拡大重合、大環状ポリマーブラシ

  • 場所:2号館2階、部屋番号201・207
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  • 研究室紹介:PDF(0.7MB)

鳴海 敦 教授鳴海 敦 教授

 鳴海研究室では、高分子・有機化合物の合成、標的指向性分子の複合化、植物資源のハイブリッドをキーワードとして、高付加価値材料の創出を目標に研究を進めています。

がん治療用光増感剤の開発(合成)

 糖鎖や葉酸などの標的指向性分子を複合化した光感受性分子の合成開発に取り組んでいます。分子特性を調べ、低侵襲性のがんの治療法としてその究極といえる光線力学療法(PDT) での活用を目的とした合成研究を進めています。

ハイブリッド両親媒性分子・生体機能材料の開発

 植物バイオマスをハイブリッドした両親媒性モノマー・高分子の開発に取り組んでいます。合成ルートを構築し、自己組織化能を明らかにします。グリーンナノテクノロジーの素材となるハイブリッド材料の開発を目指しています。

環拡大リビングラジカル重合の開発

 高分子合成の分野における基礎研究に取り組んでいます。1990年代中頃からリビングラジカル重合の研究が精力的に行われ、バリエーションに富んだビニルポリマーの精密合成が可能となりました。しかし、未だに開発が著しく遅延した方法もあります。鳴海研では、その代表といえる「ビニルモノマーの環拡大重合」を可能とする重合系の開発を進めています。系の実体の解明や、複雑な反応機構を逆手にとった新奇な材料合成ルートの開発が目標です。