関根研究室では、「学生とスタッフが対等な目線で研究活動を実施しよう」をモットーに機能性有機材料を用いた薄膜デバイス（主にヒトの触覚機能を模倣したセンサデバイス、電子人工皮膚などの作製）を基軸とするしなやかで軽い有機エレクトロニクスに関する研究を行っています。特に、有機材料の効率的な溶液化技術や成膜性・印刷性の改善、有機デバイスの電気特性向上にフォーカスし、材料からデバイス、システムまで網羅的に研究を行っていることが特徴です。近年では、有機材料がもつ「柔らかい」という特徴を活かしたヒトと同じ触感覚機能を有する次世代センシングシステムの開発に取り組んでいます。このシステムの実現に向けては、使用材料の詳細な特性解析、新規ソフトロニクスの作製、さらにはバイオミメティクス（生体模倣）に立脚した人の感覚・感性機構の理解と言った横断的知見が必要になります。これらの困難な課題を解決するため、学生とスタッフが一丸となり日々研究に取り組んでいます。また、学生から主体的に研究テーマを発案してもらうこともあり、学生貴君の積極性を重要視しています。

　学生教育にも積極的に取り組んでいます。毎週の報告会やゼミを通して、学生主体の発表の機会を多く設けています。自分が行っている研究内容を正確に、かつ分かりやすく理解してもらえるプレゼンテーション法や話し方などの基礎的なテクニックをメンバー全員で習得していきます。研究がよく進展すれば学会などでの発表や学術論文を英語で執筆できるチャンスもあります。当研究室では、研究に真摯に向き合えるやる気のある学生を求めます。次世代技術を担うシン研究分野にぜひ一緒に挑戦しましょう。

参考情報（学生の就職実績）

パナソニック、3M、エプソン、信越化学、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング　他