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暮らしを支える縁の下の力持ち

2019年度
博士前期課程修了
森 靖弘

日東紡績株式会社

今取り組んでいる仕事内容

ガラス繊維用表面処理剤の開発を担当

ガラス繊維の新規表面処理剤を開発しています。ガラス繊維は自動車用部材や電子機器内のプリント配線基板など、身近なものから産業インフラまで幅広く使用されており、人々の日々の暮らしを支える重要な役割を担っています。
通常、ガラス繊維は表面処理を施してから樹脂と組み合わせて使用します。この表面処理は母材樹脂や用途毎に最適化が必要になります。狙いの特性を発現できる処理剤の開発にやりがいを感じています。

学生時代の生活

好きなことを突き詰める

私は模型作りを趣味としています。単に組み立てるのではなく、効率よく完成させる工夫を凝らしながら取り組んでいました。また、塗装の工程では塗料の粘度、重ね塗りをする色や塗料の種類など、気を付ける項目があります。難しい工程でもイメージ通りに完成させるために、工程を整理してから着手する習慣を身に付けました。この経験から、漫然とせずに目的意識を持って取り組めば、好きなことでも自分の成長に繋げられることを実感しました。

受験生へのメッセージ

すべての経験が自分を形作る

大学生活は様々な経験をするチャンスであり、経験は自分を形作る大きな財産となります。大学生活は長いように思いますが、あっという間に過ぎていきますので、遠慮して機会を逃すことは大変勿体ないです。意外なところに自分の持ち味を発揮できるフィールドが眠っている可能性もあります。興味を惹かれる分野がありましたら、躊躇わずに挑戦してください。自ら挑戦する学生が成長できる環境が整っている山形大学で、有意義な学生生活を送ってください。