受験生の皆様へ
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ホーム > 受験生の皆様へ > 社会で活躍する卒業生 > 高分子の可能性を追求、魅力的な自動車を提供
2022年度
博士前期課程修了
池田 侑司
豊田合成株式会社
樹脂射出成形技術を用いて、フロントグリルの開発を行っております。自動車のBEV化に伴い、フロントグリルの役割であるエンジン冷却が必要なくなるため、デザインが大きく変化することが予想されます。私は、フロントグリル部に加飾を施す工法を開発し、自動車をより魅力的に見せる技術を生み出しています。私が開発した新しい技術を世の中に浸透させ、携わった車が町中で走っている姿を見ることが現在の目標です。
“アクセルリンク米沢”という地域貢献サークルに副サークル長として所属していました。そこでは、上杉神社周辺で開催される、なせばなる秋祭りをはじめ、様々なイベントを米沢市と協力して企画運営していました。ひとつの目標に向かい皆で取り組む楽しさや、大人数のメンバーをまとめる大変さを学び、無事成し遂げた後の達成感は今でも鮮明に覚えています。メンバーとは現在も繋がりがあり、一生の良い経験となりました。
社会に出てみると、大学で学んだ知識を活かす機会が思いの外多くあると感じます。開発業務では、物理や化学といった基礎知識を用いて、原理原則から考えます。私が大学時代に携わった有機トランジスタの開発は、一見自動車分野と関係の無いように思えますが、当時得た知識や経験が様々な場面で活きています。何事も無駄だと思わず興味を持って取り組むことで、後々役立つことがあると思います。貴重な時間を有意義に使って下さい。